みなみ 風邪引くも8位好スタート、鼻声で「食欲はあります」

[ 2018年5月26日 05:30 ]

女子ゴルフツアー リゾートトラスト・レディース第1日 ( 2018年5月25日    兵庫県 関西GC=6569ヤード、パー72 )

リゾートトラスト・レディス第1日 初日を4アンダーと好位置につけた勝の1番ティーショット(撮影・井垣 忠夫)
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 “黄金世代”の勝みなみ(19=明治安田生命)が体調不良を吹き飛ばして4アンダー、8位と好発進した。上がり5ホールで3バーディーを奪うなど、6バーディー、2ボギーの68。アマチュア時代の2014年KKT杯バンテリン・レディースで、15歳293日のツアー最年少Vを果たしたホープ。それ以来の頂点へ、首位の岡山絵里(21=ニトリ)と3打差の好位置につけた。

 頭痛、せき、鼻水、喉の痛みに負けなかった。前半は波があった勝が、残り5ホールで3バーディーを奪ってフィニッシュ。18番は7メートルのバーディーパットを沈めた。4アンダーで8位発進をした。

 いつも笑顔の元気印が「気を抜くと頭にガンガンきます。食欲はあります」と鼻声で症状を明かした。体は丈夫な方。最後に発熱したのは「小学校5年。それも37度の微熱」。風邪の症状さえも3年前の「高校2年」というほど、体調不良とは無縁だった。しかし、前週の雨で「アレっとなった」。熱は測っていないが、万全でないのは明白。その体でもスコアをつくった。

 17番パー3は7Iでの第1打がカップをかすめて1メートルにつくバーディー。最終日には高額のホールインワン賞が設定される。「一発で800万円ですよ。夢のような話」。はなをすすりながらも持ち前の明るさは変わらない。体調も「これ以上は悪くならない」と笑い飛ばした。98年度生まれが毎週のようにツアーをにぎわすが、先駆者は勝。トップ10は今季4回。プロ初Vへ準備はできている。

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2018年5月26日のニュース