三宅宏実が全日本V 引退危機を乗り越え「ホッとした」

[ 2018年5月25日 14:49 ]

重量挙げ全日本選手権第1日 ( 2018年5月25日    いしかわ総合SC )

全日本選手権を制した三宅
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 女子48キロ級で12年ロンドン五輪銀メダル、16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの三宅宏実(32=いちご)が、合計181キロで優勝した。

 48キロ級は07年大会以来、11年ぶりの出場で4度目の優勝。7度優勝の53キロ級と合わせ、11度目の日本一となった。「ホッとした。接戦の中で優勝できたので嬉しい」。ウオーミングアップで手が震えるほど緊張し、鬼気迫る表情でバーベルを持ち上げた。悲壮な決意を秘め、全日本に臨んでいた。

 「ここでダメなら、辞めようと思っていた」

 リオ五輪前から抱えている深刻な腰痛に加え、2週間前には右脚付け根も痛めた。コンディションは上がらず、今大会で惨敗するようなら現役生活にピリオドを打つつもりだった。1週間前はスナッチで72キロ、ジャークで92キロを挙げるのが精いっぱいだったが、この日はスナッチ78キロ、ジャーク103キロ。本番で底力を発揮し、崖っぷちで踏みとどまった。

 20年東京五輪の出場権を争うポイントレースは、11月の世界選手権(トルクメニスタン)から始まる。世界選手権の代表選考方法は7月の国際連盟の階級再編後に決まるが、全日本を制した三宅の選出は確実。「東京五輪まで、あと2年。可能性がある限りは挑戦して、記録を上げていきたい」。引退危機を乗り越え、大きな一歩を踏み出した。

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