朝青龍おい・豊昇龍 全勝で序二段V「帰ったら叔父さんに電話を」

[ 2018年5月25日 12:22 ]

大相撲夏場所13日目 ( 2018年5月25日    両国国技館 )

<夏場所13日目>佐々木山(右)を下手投げで破り序二段優勝を決めた豊昇龍(撮影・郡司 修)
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 元横綱・朝青龍のおいで、西序二段42枚目の豊昇龍(19=立浪部屋)が全勝優勝を決めた。6番相撲を終えて全勝は3人いたが、先に相撲を取った海士錦が敗れたため、佐々木山に勝てば優勝という状況となった。立ち合いで低く当たって右四つになると、右の内掛けで相手の体勢を崩し、右からの下手投げで転がした。

 「勝ったら優勝だと思って、最初は集中できなかった。これではダメだと思って集中した。内掛けでも決まると思ったが、相手が強かったのですぐに投げた。アマチュアでは優勝したことがなくて、ずっと2位、3位だった。メチャクチャうれしい」。場所中の22日には19歳の誕生日を迎えており「自分に、いいプレゼントになった」と目を細めた。

 今年初場所で初土俵を踏み、前相撲、序ノ口だった春場所はいずれも大横綱・大鵬の孫の納谷に敗れていた。納谷が6番相撲で敗れたため、今場所の対戦は実現しなかった。「納谷に勝ちたかったけど。次は三段目でやりたい」と同じく高校相撲で活躍した同期生との再戦を熱望した。

 今場所から兄弟子で十両の明生の付け人となった。「付け人の仕事はきつい。きついところで優勝できたのはうれしい」。明生からは「集中して頑張れ」とエールを送られ、見事に期待に応えた。「帰ったら叔父さん(元朝青龍)に電話する。高校(日体大柏)の監督にも電話したい」。早速、支えてくれた人たちへ優勝の喜びを伝えた。

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