琴恵光　新入幕へ前進！２場所連続１０勝で十両優勝争い単独トップ

大相撲夏場所１２日目 （ 2018年5月24日    両国国技館 ）

　東十両２枚目の琴恵光（２６＝佐渡ケ嶽部屋）が青狼を寄り切り２場所連続となる１０勝目を挙げた。青狼に左の上手を取られたものの、右を差して半身でグイグイと寄り切り。「不利な体勢から攻め切れた」と取組を振り返った。

　相手の得意の形になっても「冷静に、あわてずに」取れていることが７連勝につながっている。７４年の金城（元関脇）以来空白の期間が続いている宮崎県出身力士の新入幕にも大きく前進。「応援してもらっているので期待に応えたい」と口元を引き締めた。

　十両で唯一の２敗となり、優勝争いでトップに立った。「（優勝争いへの）緊張も特別な意識もない」と淡々。「目の前の相撲だけ」と言い切り、無心で頂点を目指す。優勝争いは琴恵光を３敗の阿武咲、明生、貴ノ岩、剣翔が追っている。