ネットでは様々な意見噴出「涙が止まらない」「日本の部活の悪い部分が…」

[ 2018年5月22日 16:35 ]

日大の宮川泰介選手
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 6日に行われた学生アメリカンフットボールの試合で日大の選手が無防備な関西学院大選手に後方から悪質なタックルをして負傷させた問題で、加害者側の日大・宮川泰介選手(20)が22日、東京都千代田区の日本記者クラブで顔をさらし氏名も名乗って記者会見を行い、19日に辞任を表明した日大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(62)やコーチから指示があったことを赤裸々に告白した。

 宮川選手は負傷させてしまった関学大選手の被害者に対して謝罪の言葉を述べ、深々と頭を下げた後で、当該試合の1週間前から練習からも外されていたこと、宮川選手が招集されていた日本代表について内田監督から「お前は行っちゃダメだよ」と辞退するように言われたこと、当該試合に向けて内田監督や井上コーチから「相手のクオーターバック(QB)を1プレー目で壊したら使ってやる」「秋の関学大戦で相手のQBが出なければこっちの得だろう」「坊主にして来い」などと圧力があったことで「追い詰められて悩んだ」と振り返り、「僕がアメリカンフットボールを続けていく権利はないと思っています」と引退も明かした。

 この会見を受け、ネット上では様々な声が噴出。ヤフーのリアルタイム検索では「井上コーチ」「宮川選手」「会見」「クオーターバック」などこの会見に関する言葉が検索ワードのほとんどを占め、世間の関心が高いことをうかがわせた。

 ツイッター上では「宮川選手は内田監督と井上コーチからパワハラされてたんか」「いい選手が監督のせいで選手人生潰されるとかあっちゃいけない」「涙が止まらない。酷すぎる」「『日本の部活』の悪い部分が出まくってる」「スポーツ選手にとって監督やコーチはどのような存在なのか?彼等にとって選手は何なんだろう?」「日本代表候補の逸材を潰した内田監督と井上コーチこそ制裁を受けるべきだ」などと宮川選手に同情する声が集まる一方で、「不当な命令を退ける事をしないのは、チョット頂けない」と厳しい声も。「社会人になっても、会社の命令、上司の命令が全てではないんだよな」と自身や世間に問いかけるようなツイートもあった。

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2018年5月22日のニュース