小祝“黄金世代”の実力証明!4連続バーディー締めで2位

[ 2018年5月21日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 中京テレビ・ブリヂストン・レディース最終日 ( 2018年5月20日    愛知県 中京GC石野C 6441ヤード、パー72 )

初優勝を逃し、悔しそうに引き揚げる小祝(右)と穴井(撮影・井垣 忠夫)
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 単独首位スタートの“黄金世代”小祝さくら(20=ニトリ)は、上がり6ホールで4連続を含む5バーディーを奪うなど69をマークしたが、通算11アンダーの2位とツアー初優勝には2打及ばなかった。首位に2打差の4位から出たペ・ヒギョン(25=韓国)がベストスコア65を叩き出し、通算13アンダーでツアー初優勝を飾った。

 試合後のV逸会見でも小祝からいつもの柔和な笑顔が消えることはなかった。

 「1位の方が凄い伸ばしていたので…しょうがないかなあ」

 4番で10メートルを3パット。7番では1・5メートルのパーパットがカップに蹴られ、優勝争いから脱落した。しかしこの後、自分が並の新人でないことをプレーで証明する。静かにパーを重ねながらパットのタッチを微調整。13番で1・5メートルのバーディーパットを決めると15番から2メートル、2メートル、10メートル、3メートルを立て続けに沈めて4連続バーディー。自己最高の2位まで順位を押し上げた。

 ラウンド中、同組の穴井が「曲がらないよね」と話しかけると「いや曲がります」というのが小祝の回答。だが、フェアウエーを外したのはわずか1ホール。最終日最終組の重圧の中で緊張とは無縁のゴルフを展開した。

 「(収穫は)あんまり…ショットの精度とかパターとか…やることは多いなあ」。優勝争いを経験し、課題ばかりが頭の中を駆け巡っている。次こそはの思いは強い。

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2018年5月21日のニュース