ウォリアーズがホームではプレーオフ新記録の16連勝 カリー復活の35得点で2勝1敗

[ 2018年5月21日 11:41 ]

得点したあとコートで仰向けになって歓喜のポーズを見せるカリー(AP)
Photo By AP

 NBA西地区決勝の第3戦が20日(日本時間21日)にオークランドで行われ、地元の2位ウォリアーズが126―85(前半61―43)で1位のロケッツを下して2勝1敗。地元でのプレーオフでは昨季を含めて通算16連勝を飾り、マイケル・ジョーダン(現ホーネッツ・オーナー)を擁していたブルズが1990年4月27日から1991年5月21日まで続けたホーム最長連勝のプレーオフ記録(15)を27年ぶりに更新した。

 第2戦まで精彩を欠いていたステフィン・カリー(30)は5本の3点シュートを決めて35得点をマーク。3点シュートは過去2戦でそれぞれ1本しか成功がなく、この日の前半でも7本中1本しか決めていなかったが、後半は5本中4本を沈めて久々に地元ファンを沸かせた。30得点以上は3月6日のネッツ戦以来、75日ぶり。ロケッツはボール・ハンドラーにカリーのマークがいくように仕掛けて弱点のディフェンスを突く戦術を徹底していたが、第3戦ではその圧力をはねのけたカリーに“軍配”が上がった。

 ケビン・デュラント(29)は25得点、ドレイモンド・グリーン(28)は10得点、17リバウンド、6アシストをマーク。クレイ・トンプソン(28)は13得点、アンドレ・イグダーラ(34)も10得点を稼ぐなど、第3戦では先発全員が2ケタ得点を記録した。

 第2戦(ヒューストン)を127―105で制したロケッツは勝機を見いだせないままに試合終了。今季最少得点(83点が2回)は免れたが、リーグ2位の平均112・4点を記録したチームとしては不本意な試合内容となった。

 今季の得点王でシーズンMVP候補のジェームズ・ハーデン(28)は20得点と9アシスト、クリス・ポール(33)は13得点と10リバウンドをマークしたが、チームのターンオーバーは20回を数えて後半のスコアは42―72。第2戦で27得点を挙げたエリック・ゴードン(29)は11得点に終わった。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ロケッツ(39・5%)、ウォリアーズ(52・2%)

 ▼3点シュート成功率=ロケッツ(32・4%)、ウォリアーズ(40・6%)

 ▼FT成功率=ロケッツ(76・9%)、ウォリアーズ(94・4%)

 ▼リバウンド=ロケッツ(41)、ウォリアーズ(49)

 ▼アシスト=ロケッツ(19)、ウォリアーズ(20)

 ▼ターンオーバー=ロケッツ(20)、ウォリアーズ(8)

 ▼速攻ポイント=ロケッツ(10)、ウォリアーズ(23)

 ▼ペイント内ポイント=ロケッツ(40)、ウォリアーズ(56)

 ▼ベンチスコア=ロケッツ(27)、ウォリアーズ(33)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ハーデン(ロケッツ=20)、カリー(ウォリアーズ=35)

 ▼チーム最多リバウンド=ポール(ロケッツ=10)、グリーン(ウォリアーズ=17)

 ▼チーム最多アシスト=ハーデン(ロケッツ=9)、グリーン、デュラント(ウォリアーズ=各6)

 <西地区決勝の日程>

 ▼第4戦(22日=オークランド)

 ▼第5戦(24日=ヒューストン)

 ▼第6戦(26日=オークランド)

 ▼第7戦(28日=ヒューストン)

 *日付は現地時間

続きを表示

この記事のフォト

2018年5月21日のニュース