大坂“世界1位”7人目撃破!次は大舞台の試金石ハレプと再戦へ

[ 2018年5月15日 05:30 ]

テニス イタリア国際・女子シングルス1回戦   大坂なおみ2-0アザレンカ ( 2018年5月14日    イタリア・ローマ )

女子シングルス1回戦でリターンする大坂なおみ
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 女子シングルス1回戦で世界ランキング21位の大坂なおみ(20=日清食品)は、元世界1位で現在84位のビクトリア・アザレンカ(28=ベラルーシ)に6―0、6―3で圧勝発進した。大坂にとっては7人目の世界1位経験者撃破となった。男子シングルス1回戦では世界24位の錦織圭(28=日清食品)は同33位のフェリシアノ・ロペス(36=スペイン)を7―6、6―4で下して3大会ぶりに初戦を突破した。

 2年たってすっかり立場は逆転した。2年前の全豪オープンではわずか2ゲームしか奪えずに敗れた相手に、今度は3ゲームしか与えずに完勝した。

 アザレンカは長男の親権を巡る元夫とのゴタゴタで長期離脱しており、昨季出場は2大会のみ。今季もこれがまだ4大会目。しかし3月のマイアミ・オープンではシード選手を次々に破って4強入りし、元1位の底力を見せていた。

 先週のマドリード・オープンでは1回戦負けに終わっていた大坂だが、第1セットから相手のパワーに押されることなく6ゲームを連取。第2セットも最初のゲームをブレークされてから逆転した。合計5度のブレークで圧倒し、7人目の世界1位経験者撃破を果たした。

 2回戦では、優勝した3月のBNPパリバ・オープンで破った現世界1位のシモナ・ハレプ(26=ルーマニア)と再戦する。ハレプの得意コートで、27日開幕の4大大会、全仏オープンに向けて試金石となる一戦になる。

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