貴乃花親方、稀勢にエール「十分に治した方がいい 焦らないで」

[ 2018年5月11日 11:25 ]

取組編成会議後、取材に応じる貴乃花親方
Photo By 共同

 大相撲の横綱稀勢の里と同じく、現役時代の16年前に横綱として7場所連続休場を経験した貴乃花親方が11日、「十分に治した方がいい。出る限りは万全にしてね。焦らないでやることだ」とエールを送った。審判として出席した夏場所(13日初日・両国国技館)の取組編成会議後に東京都墨田区の両国国技館で取材に応じた。

 貴乃花親方は場所前の稀勢の里について、映像などで見聞きしたそうで「そんなに悪くは感じなかった。でも、本人にしか分からない」と察した。自身は右膝の大けがで、2001年名古屋場所から翌年同場所まで全休。横綱審議委員会から出場勧告を受けて復帰した02年秋場所で12勝を挙げた。最高位の責任について「そこは難しいところ。本人にしか分からない」と明言を避けた。

 31歳の稀勢の里が復活するために重要なことを問われ「年齢もあるでしょう。体を動かすしかない」と助言した。

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2018年5月11日のニュース