白鵬 出稽古納めで若手を圧倒「千秋楽は四十九日ですから、その日にいい報告ができたらいいですね」

[ 2018年5月11日 05:30 ]

稽古を終え、記念撮影する(左から)宝富士、魁聖、白鵬、旭秀鵬、誉富士
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 横綱・白鵬(33=宮城野部屋)が天国の父へ賜杯をささげる。10日は東京都墨田区の友綱部屋で、夏場所前最後となる出稽古を行い、先月9日に76歳で死去した父ジジド・ムンフバト氏に思いをはせた。「千秋楽は四十九日ですから、その日にいい報告ができたらいいですね」。

 この日は前頭筆頭・魁聖や新入幕の旭大星らを相手に13番。2場所連続休場中の横綱は、勢いのある力士を圧倒して相撲勘を戻した様子。だが、その一方で、「状態はちょっとオーバーワーク。稽古しすぎたところがあるかも」と疲労感を口にした。

 幕内1000勝まで残り28勝。最速で次の名古屋場所での達成となる。大台が新たなモチベーションとなっているが、史上最多の通算1048勝(昨年名古屋場所で達成)を目指した時は目標にこだわるあまり優勝への意識が薄れていたという。それだけに「幕内1000勝を目指して、優勝も目指したい」と自らに言い聞かせるように話した。

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2018年5月11日のニュース