ロケッツが西地区決勝進出に王手 ポールが33歳の誕生日に大活躍

[ 2018年5月7日 13:35 ]

勝利に歓喜するロケッツのポール(AP)
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 NBA西地区全体1位のロケッツは6日(日本時間7日)、敵地ソルトレイクシティーで行われた地区準決勝シリーズの第4戦で5位ジャズを100―87(前半58―48)で下して3勝1敗。3年ぶりの地区決勝進出にあと1勝と迫った。

 この日に33歳の誕生日を迎えたガードのクリス・ポールが35分の出場でフィールドゴール(FG)を23本中12本成功させて27得点をマーク。12リバウンドと6アシストも稼いでチームを引っ張った。

 五輪での2つの金メダル、球宴選出9回、新人王(2006年)、アシスト王(4回)、スティール王(6回)など数々のタイトルと輝かしい実績を誇るポールは今季が13シーズン目。しかしホーネッツとクリッパーズ時代を含めて地区準決勝を勝ち抜いた経験はなく、新天地ロケッツで自身初の決勝進出にようやく王手をかけた。

 今季の得点王、ジェームズ・ハーデン(28)は3点シュートを7本中6本外したが、それでも24得点を記録。4季目を迎えたセンター、クリント・カペラ(23)は37分で12得点、15リバウンドと今季自己最多に並ぶ6つのブロックショットをマークした。

 カペラは第4Qだけで5つのブロックショットをマーク。要所でジャズの新人ドノバン・ミッチェル(21)のドライブインからのレイアップをはたき落とし、相手のオフェンスを断ち切った。

 一方、第3Q終了時点で14点を追う展開となったジャズは第4Qの6分2秒に5点差まで詰め寄ったが追撃もここまで。第3戦で10得点に終わったミッチェルは38分で25得点を稼いだものの、FG成功は24本中8本、3点シュートの成功は7本中2本とシュートの精度はいまひとつだった。

 なおこのカードの第5戦は、場所をロケッツの本拠地ヒューストンに移して8日(日本時間9日)に行われる。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ロケッツ(42・0%)、ジャズ(38・6%)

 ▼3点シュート成功率=ロケッツ(26・3%)、ジャズ(24・1%)

 ▼FT成功率=ロケッツ(94・1%)、ジャズ(80・0%)

 ▼リバウンド=ロケッツ(49)、ジャズ(45)

 ▼アシスト=ロケッツ(15)、ジャズ(16)

 ▼ターンオーバー=ロケッツ(13)、ジャズ(17)

 ▼速攻ポイント=ロケッツ(8)、ジャズ(6)

 ▼ペイント内ポイント=ロケッツ(42)、ジャズ(50)

 ▼ベンチスコア=ロケッツ(20)、ジャズ(23)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=、ポール(ロケッツ=27)、ミッチェル(ジャズ=25)

 ▼チーム最多リバウンド=カペラ(ロケッツ=15)、ゴベール(ジャズ=10)

 ▼チーム最多アシスト=ポール(ロケッツ=6)、イングルス(ジャズ=4)

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