高安に不安…今度は左腕痛め稽古切り上げ 親方「音がしたと」

[ 2018年5月7日 12:58 ]

稽古場から引き揚げる高安(中央)
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 二所ノ関一門連合稽古に参加した大関・高安(28=田子ノ浦部屋)は左腕を痛めて、早々に稽古を切り上げた。再入幕を果たした38歳のベテラン・豪風との稽古で、最初の一番は突っ張りで圧倒したが、2番目の相撲で当たった直後に声を上げ、左腕を押さえて土俵を割った。師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)らに状態を説明した後、左上腕を氷で冷やしながら一足先に車に乗って引き揚げた。田子ノ浦親方は「(左上腕は)音がしたと言っていたが、まだ分からない。様子をみないと。場所前なので大事を取った」と説明した。

 高安は1日の稀勢の里との稽古中に右肩付近を負傷。3日の横綱審議委員会稽古総見でも同じ箇所を痛めた。このケガは一時的に痛みが出ただけのもようで、その後はぶつかり稽古などを行った。だが、この日は稽古を続けることができない負傷だった。高安は帰り際に「帰って寝ます。頑張ります」と笑顔も見せていたが、初日まで1週間を切ったところで、厳しい状況に追い込まれた。

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2018年5月7日のニュース