セルティクスがホームで連勝 22点差を逆転 新人テータム奮闘

[ 2018年5月4日 14:01 ]

シモンズのマークを振り切るセルティクスのテータム(AP)
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 NBA東地区全体2位のセルティクスは3日(日本時間4日)、地元ボストンで3位の76ersを108―103(前半51―56)で退けて2戦2勝。第2Qの5分19秒で26―48と22点をリードされながら試合をひっくり返し、地区準決勝シリーズのホーム2試合でいずれも白星を並べた。

 第2戦ではドラフト全体3番目に指名されたジェイソン・テータム(20)が21得点を挙げ、故障で離脱したカイリー・アービング(26)に代わって先発のポイントガードとして起用されているテリー・ロジアー(24)も20得点、7リバウンド、9アシストをマーク。センターのアル・ホーフォード(31)は13得点と12リバウンドを稼ぎ、104―101で迎えた第4Qの残り8・3秒にはドライブインから貴重なシュートを決めて勝利を決定づけた。

 76ersは序盤で着々と加点。しかし第2Qの中盤から第3Qの終盤にかけての16分間では、20―50とスコアで圧倒されてリズムを崩した。JJ・レディック(33)が5本の3点シュートなどで23得点、ロバート・コビントン(27)も4本の3点シュートなどで22得点を挙げたが苦杯。新人王が確実視されているベン・シモンズ(21)は31分出場しながら、放った4本のフィールドゴール(FG)は1本も決まらず、わずか1得点に終わるなど最後まで精彩を欠いた。シモンズは2メートル8の大型ポイントガードとしてここまでチームを引っ張ってきたが、FGを1本も決められなかったのは今季88試合目で初めて。センターのジョエル・エンビード(24)は20得点と14リバウンドを記録したが、ファウルトラブル(5反則)が影響して土壇場ではホーフォードに対してタイトなディフェンスを仕掛けることができなかった。

 1回戦(対バックス)を最終戦まで戦ったセルティクスは、今季のプレーオフのホームゲームでは6戦全勝。2勝0敗としたシリーズでは過去36回すべてを制覇しており、圧倒的に優位に立った。一方、76ersは0勝2敗となったシリーズでは過去11回で全敗。シリーズ開幕前までは76ersが有利とする声もあったが、第2戦を終わった段階でのデータではセルティクスの“V率”が100%となった。

 なお第3戦と第4戦は76ersの地元フィラデルフィアで5日(日本時間6日)と7日(同8日)に行われる。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=セルティクス(45・1%)、76ers(43・5%)

 ▼3点シュート成功率=セルティクス(41・7%)、76ers(39・4%)

 ▼FT成功率=セルティクス(79・2%)、76ers(71・4%)

 ▼リバウンド=セルティクス(41)、76ers(49)

 ▼アシスト=セルティクス(23)、76ers(30)

 ▼ターンオーバー=セルティクス(9)、76ers(12)

 ▼速攻ポイント=セルティクス(19)、76ers(13)

 ▼ペイント内ポイント=セルティクス(36)、76ers(42)

 ▼ベンチスコア=セルティクス(30)、76ers(23)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=テータム(セルティクス=21)、レディック(76ers=23)

 ▼チーム最多リバウンド=ホーフォード(セルティクス=12)、エンビード(76ers=14)

 ▼チーム最多アシスト=ロジアー(セルティクス=9)、シモンズ(76ers=7)

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