キャバリアーズが敵地で連勝 ジェームズ43得点 2戦2勝でV率は100%

[ 2018年5月4日 10:56 ]

43得点をマークしたキャバリアーズのジェームズ(AP)
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 NBA東地区全体4位のキャバリアーズは3日(日本時間4日)、敵地トロント(カナダ)で1位のラプターズを128―110(前半61―63)で下し、地区準決勝シリーズで2戦2勝。レブロン・ジェームズが41分の出場でフィールドゴール(FG)を28本中19本成功させて43得点を挙げ、37―20と流れを激変させた第3Qでも15得点を稼いでチームをけん引した。

 ジェームズの40得点以上は今ポストシーズン9戦で早くも4回目。プレーオフでの30得点以上は通算103回目となり、マイケル・ジョーダン(元ブルズ)が保持する最多記録(109回)にあと「6」と迫った。

 ジェームズは2勝0敗としたケースでは過去21シリーズ全勝。2016年に4勝2敗、17年に4勝0敗で退けたラプターズに対してはプレーオフ通算で8連勝を飾り、初戦を勝って迎えた第2戦での成績は18勝1敗となった。

 延長となった第1戦で7得点に終わったケビン・ラブ(29)も35分の出場で31得点と11リバウンドをマーク。キャバリアーズのターンオーバーはわずか3回で、20点をリードしていた第4Q残り3分30秒にジェームズは“お役御免”となってベンチに下がった。

 ラプターズは今季ホームでは34勝7敗でロケッツと並んでリーグ最高勝率を収めていたが、このシリーズでは連敗。ホームで迎えたプレーオフ第2戦での連勝も4で止まった。デマー・デローザン(28)は24得点、カイル・ラウリー(32)が21得点と8アシストを稼いだものの、後半に入って失速。ジェームズに対してはダブルチームを仕掛けていないが、第3戦以降はディフェンス面での修正を迫られるだろう。

 なおこのシリーズの第3戦と第4戦は場所をキャバリアーズの地元クリーブランドに移して5日(日本時間6日)と7日(同8日)に行われる。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=キャバリアーズ(59・5%)、ラプターズ(54・3%)

 ▼3点シュート成功率=キャバリアーズ(42・3%)、ラプターズ(40・0%)

 ▼FT成功率=キャバリアーズ(73・9%)、ラプターズ(90・9%)

 ▼リバウンド=キャバリアーズ(34)、ラプターズ(35)

 ▼アシスト=キャバリアーズ(25)、ラプターズ(25)

 ▼ターンオーバー=キャバリアーズ(3)、ラプターズ(11)

 ▼速攻ポイント=キャバリアーズ(8)、ラプターズ(7)

 ▼ペイント内ポイント=キャバリアーズ(56)、ラプターズ(62)

 ▼ベンチスコア=キャバリアーズ(21)、ラプターズ(42)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ジェームズ(キャバリアーズ=43)、デローザン(ラプターズ=24)

 ▼チーム最多リバウンド=ラブ(キャバリアーズ=11)、バランチューナス(ラプターズ=12)

 ▼チーム最多アシスト=ジェームズ(キャバリアーズ=14)、ラウリー(ラプターズ=8)

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