今週も黄金世代 比菜に続け!三浦桃香 暫定首位発進

[ 2018年5月4日 05:30 ]

ワールドレディース・サロンパス・カップ第1日 ( 2018年5月3日    茨城県 茨城GC西C 6715ヤード、パー72 )

9番、第2打を放つ三浦桃香
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 女子の国内メジャー初戦が開幕。早朝の悪天候の影響で競技開始が遅れ、日没サスペンデッドで24選手がホールアウトできなかった。各選手が風に苦しむ中、三浦桃香(19=フリー)が3バーディー、1ボギーの70で回り、上田桃子(31=かんぽ生命)らと並び暫定首位。先週初優勝した新垣比菜(19=ダイキン工業)に続き、今週もまた“黄金世代”の注目株が飛び出した。

先週のサイバーエージェントで優勝した新垣に続けとばかりに、同じ黄金世代の19歳、三浦が飛び出した。同じ組のイ・ボミ、渡辺彩が苦しむのを尻目に3バーディー、1ボギーの2アンダー。「攻めるホール、守るホールとしっかりプレーできました」と自己採点は満点だった。

 フェアウエーからグリーンを狙った1、12番は1メートル、16番は3メートルにつけ「3バーディーは会心のショット」。逆にラフに入れた2、4番では「ピンを攻めずに花道から」とアプローチでパーに収めた。時に8メートルを超える強風対策も万全。ヘッドのトー(先端)寄り、下部に当てる気持ちでアゲンストに挑み「4ホールで狙い通り、低くランの出るドライバーが打てました」と語る。

 新垣、勝らと同学年。昨夏のプロテストは不合格に終わったが、最終予選会で34位に入り、今季はTポイント、アクサと2週連続で最終日、最終組で回り存在をアピールした。開幕から全10試合に連続出場中で「疲労を取るためひたすら寝ています」。前夜はスマホをおでこに乗せたまま、8時には寝てしまったという。

 今季初のメジャーは強風の影響で午後組のスコアは伸びず、ホールアウトした中では上田、新海と並んでトップ。新垣に続く優勝の期待もかかるが「私はそんなにうまくない。あと2、3試合は上位に入ってチャンスが来れば。ファンに私の存在を知ってもらえればいい」と無欲を強調した。

○…前週のサイバーエージェント・レディースで初優勝を飾った新垣は、首位と3打差の暫定19位タイにつけた。1バーディー、2ボギーの73。風でアプローチに苦しみ「SWの40、50ヤードがうまく打てなかった。そこが明日からの課題です」と振り返った。ホールアウト後には練習場に向かい、ショットを確認。目標とする2週連続上位進出のため、巻き返しを図る。

○…上田は4バーディー、2ボギーの70で回り、暫定首位。最終9番では第2打の直前に日没サスペンデッドのサイレンが鳴った。ボギーフィニッシュも無事に18ホールを終え「終わることができてよかった」とホッとした表情を浮かべた。強風が吹き始めた午後スタートで唯一の2アンダーで「一ホールも気の抜けないラウンドだった。(70は)上出来だと思う」とうなずいた。

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2018年5月4日のニュース