NFLドラフトでブラウンズが意外な選択 ハイズマン賞受賞のQBメイフィールドをトップ指名

[ 2018年4月27日 12:48 ]

メイフィールドの名をコールするNFLのグッデル・コミッショナー(AP)
Photo By AP

 NFLのドラフトが26日にテキサス州アーリントンで始まり、昨季16戦全敗でトップ指名権を持っていたブラウンズは、ハイズマン賞を受賞したオクラホマ大のQBベイカー・メイフィールド(23)を指名した。

 メイフィールドはテキサス工科大で1年プレーしたあとにオクラホマ大に転校。オクラホマ大では3シーズン、プレーして昨季は13試合で4340ヤード、41TDをパスでマークしていた。パス成功率は70・5%に達し、1回平均のパス獲得は11・5ヤード。チームを12勝2敗の好成績に導き、年間最優秀選手に贈られるハイズマン賞のほか受賞部門を総ナメにして注目を集めた。

 しかし1メートル85とQBとしては小柄で、泥酔して逮捕されるなど素行面を問題視する声もあり、今ドラフト前のQB部門の評価では4番目だった。

 それでもブラウンズはメイフィールドが残した大学での成績を重視。1999年以降、ブラウンズの先発QBは計28人を数えているが、チーム再建のために“ハイズマン男”を選択するドラフトとなった。

 ただしブラウンズはすでに昨季までビルズの先発QBだったタイロッド・テイラー(28)をトレードで獲得しており、メイフィールドは控えからのスタート。メイフィールドは「控えとしてプレーするつもりはない」と語っているだけに、今夏のキャンプではテイラーと火花を散らすことになりそうだ。

 2番目指名権を持っていたジャイアンツは、今ドラフトの注目株だったペン州立大のRBサクオン・バークリー(2)を指名。3番目のジェッツはQB部門で最高の評価を受けていた南カリフォルニア大のサム・ダーノルド(20)の名前をコールした。

 7番目のビルズはワイオミング大のQBジョシュ・アレン(21)、10番目のカージナルスはUCLAのQBジョシュ・ローゼン(21)を指名。上位10番目までに4人のQBが指名されたのは現行ドラフトでは史上初めてとなった。

 なお27日には2巡目と3巡目、28日には4巡目から最終7巡目までの指名が行われる。

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2018年4月27日のニュース