阿炎 地元越谷市での春巡業で白鵬に胸借り 1勝12敗も力強い突っ張りを披露

[ 2018年4月27日 16:42 ]

白鵬(左)と三番稽古を行った越谷市出身の阿炎
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 大相撲の春巡業は27日、埼玉県越谷市で最終日を迎え、同市出身の幕内・阿炎(23=錣山部屋)が横綱・白鵬(33=宮城野部屋)に三番稽古で胸を借りた。13番取って1勝12敗。「勝てるイメージはわかなかった」と力の差を痛感したものの、力強い突っ張りを披露した。

 会場となった越谷市立総合体育館は「小学生の頃まで来ていた」なじみの場所だ。地元の思い出を聞かれ「やんちゃ坊主でしたね」と笑って振り返る。26日の夜は朝霞市出身の大栄翔(24=追手風部屋)らと食事をして英気を養った。大きな「阿炎コール」を受け、男子児童との稽古にも参加。「プロなのでファンサービスは大事にしている」とファンに笑顔を振りまき、見事に主役を勤め上げた。

 春場所では新入幕から2場所連続となる10勝を挙げ、大きく自信をつけた。「三賞は狙っています。巡業中に落ちた体重を戻し、今日の稽古を励みに頑張りたい」と夏場所へ意気込み、右膝を負傷しているライバルの阿武咲(21=阿武松部屋)に向けては「あいつの励みになるような活躍をしたい」と約束。横綱との再戦も予想されるが「ワンチャン狙っていますよ。怖がらずにいきます」と宣言した。

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2018年4月27日のニュース