バド熊本県協会から除名の再春館製薬所元監督が反論 今井氏「協会から事実調査受けてない」

[ 2018年4月26日 19:14 ]

 バドミントンの再春館製薬所元監督の今井彰宏氏(48)が在籍時に金銭的不正行為をしていたとして、熊本県協会が除名処分を決めたことについて、今井氏が26日、アメリカンベイプバドミントンチーム(岐阜トリッキーパンダース女子チームの来季からの名称)のフェイスブック(FB)上で反論した。今井氏は現在、岐阜トリッキーパンダースに在籍している。

 今井氏は「私は県協会から事実調査をまったく受けておりません。県協会は何が倫理違反なのかを私に対し示していません。処分に対して意見を述べる機会も私には与えられていません」と指摘。その上で「熊本県協会の倫理規定は告知と聴聞を明文で保障していませんが、適正手続きの観点から、被処分者には告知と聴聞が保障されるべきです(スポーツ競技団体のコンプライアンス強化委員会『スポーツ界におけるコンプライアンス強化ガイドライン』85頁参照)」(原文のまま)と説明し、「私の除名処分を決めたという報道が事実であるなら、県協会による処分は違法です。こうした野蛮なやり方自体が処分の道理の無さを示すものです」と主張した。

 また、同FBでは、熊本県協会の水野理事長からチームの女性マネージャーに「許しがたいパワハラ行為」があったとし、「恫喝脅迫を行ってきてあまりにも酷いものだったので途中から録音しております」と記されている。

 今井氏は昨年1月に所属選手が国際大会で獲得した賞金を当該選手に渡さなかったとして、監督を解任された。現在は岐阜トリッキーパンダースに在籍。熊本県協会関係者によると、今井氏は賞金を「自分が選手に渡す」と主張して自らの口座に入るようにしていたという。熊本県協会は倫理規定に違反するとして処分を決定した。

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2018年4月26日のニュース