カリー不在のウォリアーズが4年連続で1回戦を突破 スパーズに4勝1敗

[ 2018年4月25日 15:12 ]

シュートに持ち込むウォリアーズのデュラント(AP)
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 NBAファイナル連覇を狙う西地区全体2位のウォリアーズは24日、地元オークランドで7位のスパーズを99―91(前半49―38)で下して4勝1敗。4年連続で地区準決勝に駒を進めた。

 ケビン・デュラント(29)は41分出場して25得点をマーク。3点シュートは8本中1本の成功で精度を欠いたが、2点差に詰め寄られた第4Qの残り36秒には正面やや右からジャンプシュートを決め、残り24秒で得たフリースローも2本とも成功させて逃げ切った。

 デュラントのプレーオフでの通算得点は3189。ポール・ピアース(元セルティクスほか=318)とケビン・マクヘイル(元セルティクス=3182)の2人を抜いて歴代19位に順位を上げた。

 クレイ・トンプソン(28)も3点シュートは5本中1本しか決められかったが、それでも24得点を記録。故障離脱のステフィン・カリー(30)に代わって要所でポイントガードを務めたドレイモンド・グリーン(28)は17得点、19リバウンド(プレーオフ自己最多)、7アシストを稼いでチームを引っ張った。

 エリン夫人の死去で第3戦からグレグ・ポポビッチ監督(69)がチームから離れたスパーズは最大16点差のビハインドから第4Q終盤で猛追したが惜敗。球宴出場のラマーカス・オルドリッジ(32)が40分出場して30得点と12リバウンドをマークしたがあと一歩およばなかった。

 速攻による得点とブロックショットは0。オルドリッジによるローポスト・オフェンスを徹底して善戦したが、流れを変えるようなビッグプレーを生み出すことはできなかった。

 レギュラーシーズンとプレーオフを併せてこれが通算1275試合目となったマヌー・ジノビリ(40)は25分出場して10得点、5リバウンド、7アシスト。17シーズン目を迎えるかどうかは微妙で、今オフには再び去就が注目されることになりそうだ。

 ウォリアーズは28日にスタートする西地区準決勝で6位のペリカンズと対戦。今季は3勝1敗と勝ち越しているが、1回戦を4戦全勝で突破したペリカンズは中6日で準決勝の初戦を迎えるだけにウォリアーズにとっては油断のできないシリーズになるだろう。しかもチームを率いるのは2014年シーズンにウォリアーズのトップ・アシスタントコーチだったアルビン・ジェントリー監督(63)。手の内を知り尽くした指揮官が相手のベンチにいるだけに、最後まで気を抜けない戦いになりそうだ。

 なお左膝を痛めて3月23日以来、プレーしていないカリーは準決勝シリーズから復帰。ブランクが長いだけにどの程度のプレーを見せるかが注目されるところだ。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ウォリアーズ(44・6%)、スパーズ(37・2%)

 ▼3点シュート成功率=ウォリアーズ(18・5%)、スパーズ(23・3%)

 ▼FT成功率=ウォリアーズ(80・0%)、スパーズ(90・9%) ▼リバウンド=ウォリアーズ(47)、スパーズ(48)

 ▼アシスト=ウォリアーズ(25)、スパーズ(21)

 ▼ターンオーバー=ウォリアーズ(10)、スパーズ(13)

 ▼速攻ポイント=ウォリアーズ(21)、スパーズ(0)

 ▼ペイント内ポイント=ウォリアーズ(44)、スパーズ(42)

 ▼ベンチスコア=ウォリアーズ(22)、スパーズ(28)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=デュラント(ウォリアーズ=25)、オルドリッジ(スパーズ=30)

 ▼チーム最多リバウンド=グリーン(ウォリアーズ=17)、オルドリッジ(スパーズ=12)

 ▼チーム最多アシスト=グリーン(ウォリアーズ=7)、ジノビリ(スパーズ=7)

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