最下位シードのウィザーズが第1シードのラプターズに連勝 14点差を逆転

[ 2018年4月23日 10:48 ]

チームを勝利に導いたウォール(AP)
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 NBA東地区全体8位のウィザーズは22日、地元ワシントンDCで1位ラプターズを106―98(前半40―51)で下し、同7位のバックス同様にホームで連勝。シリーズ成績を2勝2敗のタイとした。

 試合は前半終了時点で11点差、第3Qの序盤で14点差にまで開いたが、ウィザーズはその第3Qを40―29として反撃。5本の3点シュートなどでチーム最多の31得点を挙げたブラドリー・ビール(24)が92―92で迎えた第4Q残り5分に6反則目をコールされて退場となったが、バックコートでコンビを組むジョン・ウォール(27)がここから1人で8得点をマークしてビールの穴を埋めた。

 ウォールは43分出場して27得点、6リバウンド、14アシスト、3スティールと攻守両面で大活躍。今季の平均得点は19・4だったが、プレーオフ1回戦での4試合では26・8得点にまでアベレージを上げている。

 ラプターズはデマー・デローザン(28)が最初の6本のシュートをすべて失敗しながら、その後はシューティング・タッチを取り戻して35得点をマーク。第4Q終盤ではビールに反則を誘発させて退場に追い込んだが競り負けた。

 カイル・ラウリー(32)は19得点、7リバウンド、5アシスト、2スティールを記録。しかし最後はウォールのオフェンスを阻止できず、2勝1敗で迎えたプレーオフの第4戦はこれで通算4戦全敗となった。

 なおこのシリーズの第5戦は場所を再びトロントに移して25日(日本時間26日)に行われる。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ラプターズ(43・0%)、ウィザーズ(45・9%)

 ▼3点シュート成功率=ラプターズ(38・9%)、ウィザーズ(41・2%)

 ▼FT成功率=ラプターズ(76・7%)、ウィザーズ(67・7%)

 ▼リバウンド=ラプターズ(41)、ウィザーズ(40)

 ▼アシスト=ラプターズ(19)、ウィザーズ(23)

 ▼ターンオーバー=ラプターズ(18)、ウィザーズ(13)

 ▼速攻ポイント=ラプターズ(22)、ウィザーズ(20)

 ▼ペイント内ポイント=ラプターズ(46)、ウィザーズ(48)

 ▼ベンチスコア=ラプターズ(22)、ウィザーズ(18)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=デローザン(ラプターズ=35)、ビール(ウィザーズ=31)

 ▼チーム最多リバウンド=イバカ(ラプターズ=10)、ポーターJR、ゴータット、ウォール(ウィザーズ=6)

 ▼チーム最多アシスト=デローザン(ラプターズ=6)、ウォール(ウィザーズ=14)

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