美香、女子初男子ツアー決勝進出するり　２打届かずも前向き

男子ゴルフ下部ＡｂｅｍａＴＶツアー   アイゴルフシェイパー・チャレンジｉｎ筑紫ケ丘第２日 （ 2018年4月19日    福岡県　筑紫ケ丘ＧＣ＝７１０１ヤード、パー７２ ）

２打差で予選通過を逃した宮里美は同組の小木曽（左）と笑顔でホールアウト
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　女子初の男子ツアー予選通過はならなかった。初日３８位だった宮里美香（２８＝ＮＴＴぷらら）は一時通算２アンダーまでスコアを伸ばしたが、後半つまずき後退。３バーディー、３ボギー、１ダブルボギーの７４で通算１オーバーとなり、８６位で予選落ちした。過去７人（延べ８度）の女子選手が挑戦した男子ツアー（下部ツアー含む）で、初の決勝進出は逃した。

　手にしかけた快挙がするりと逃げた。「通過ラインは１つか２つ（アンダー）だろうと思った。２つになってからは我慢しようと思ったけれど」。

　前半は２バーディー、２ボギー。後半２番で４メートルのバーディーパットを沈め通算２アンダーまで伸ばした。だが４番で第２打を大きくオーバーさせ３パットのボギー。６番パー３は「思ったより風がアゲンストだった」と手前バンカーに入れ、ダブルボギーとした。

　風の計算と距離の長さに苦しみパー４の第２打で５Ｗ、４Ｕを何度も握った。だが「距離には慣れた。ショットは切れていた」。２０５ヤードの長い１７番パー３では４Ｕで４メートルにつけバーディーを奪う、女子選手ならではの技も見せた。予選通過は１アンダー、５５位まで。６番のダブルボギーがなければと悔やまれるが「こういう機会をもらってうれしかった。ぜひリベンジしたい」と感謝。初日に女子初のアンダーパー（７１）もマークし、「大きな自信になったし自分のゴルフの再確認ができた」と収穫を口にした。