昨シーズンの勝利は「まぐれ」サンウルブズ田村優が相手チームを警戒

[ 2018年4月13日 18:18 ]

ブルーズ戦の前日練習で味方選手に指示を与えるSO田村優
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 スーパーラグビーのサンウルブズは13日、14日の第9節ブルーズ戦(秩父宮)に向けて会場で練習を行い、3試合連続で10番を背負うSO田村優(29=キヤノン)は「去年の勝利はほぼまぐれみたいなもの。本当に強いチームに僕らがチャレンジするという構図は変わらない」と相手チームを警戒した。

 昨年は7月15日の最終節で対戦。今回と同じ12時5分開始の試合は最高気温33度の酷暑の中で行われ、サンウルブズは今季も含めて過去最多の計8トライを奪って48―21で大勝した。当時も先発として勝利に貢献した田村だが「(勝因は)暑かったからでしょう」と冷静に分析。「いろんなことが味方しての勝利だったので、ニュージーランドの強いチームと当たるつもりでやる」と微塵の油断も見せなかった。

 1996、97、2003年と過去3度の優勝を誇るブルーズも、近年は最もレベルが高いニュージーランド・カンファレンスにあって成績不振に悩む。プレーオフ進出は2011年を最後に遠ざかっており、今季もここまで1勝5敗で全体14位(サンウルブズは最下位=15位)。サンウルブズにとっては初勝利へ絶好のチャンスと言えるが、クールな司令塔は「能力が高いチーム。アンラッキーでいい成績が出ていないだけ」と最後まで相手チームに敬意を表した。

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2018年4月13日のニュース