稀勢 春巡業合流 復帰初日に全開、10番8勝 左四つで地力

[ 2018年4月13日 05:30 ]

大相撲の春巡業に合流した横綱稀勢の里(左)
Photo By 共同

 大相撲春巡業は12日、埼玉県草加市で行われ、左大胸筋の負傷で休場していた横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)が合流した。入念に四股を踏んでから十両・佐田の海と10番取って8勝2敗。左を固めて左四つに組み止めると地力を発揮し、左脇が空いて右四つに持ち込まれると踏ん張れなかった。

 巡業参加は昨年10月の秋巡業以来で、関取と稽古で胸を合わせるのは3月の春場所前以来。「久しぶりだけど、しっかり体をつくってきたので良かった」と復帰初日から全開の稽古となった。

 ここまで6場所連続休場。次に出場する場所に進退を懸ける覚悟を示している。「やるべきことをやるだけ。15日間、しっかり戦えるように心と体の鍛錬をしていく」と焦らずに調整を続けていく。

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2018年4月13日のニュース