川内優輝 ギネス世界記録認定から初のマラソンフル 昨年表彰台の「大迫選手を参考にしたい」

[ 2018年4月12日 15:46 ]

ボストンマラソン出発前に取材に応じる川内
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 男子マラソンの川内優輝(31=埼玉県庁)が12日、ボストンマラソン(米マサチューセッツ州)出場のため、羽田空港から出発した。“サブ20”の完走数78回がギネス世界記録に認定されてからは初めてとなるフルマラソンに向け「(久喜マラソンで)パンダで走ったりもしたが、意欲的に練習に取り組んだ。表彰台を目指したい」と意気込みを語った。

 前回大会は大迫傑(26=ナイキオレゴンプロジェクト)が1987年大会を2時間11分50秒で制した瀬古利彦氏(61)以来、日本男子として30年ぶりに表彰台に上がったことでも話題に上った。川内は「去年の大迫選手は集団の中で目立たず、勝負どころまで力を使わなかった。そこを参考にしたい」と戦略を明かした。

 昨年末にはコースの試走を行ったほか、正月はボストン近郊で氷点下17度の中行われたニューイヤ―マラソンで優勝。目出し帽など完全防寒した姿で完走した川内は米メディアで取り上げられるなど現地での知名度もあり、注目選手として現地で記者会見に臨む予定だ。

 ボストンマラソンで3連覇などの実績を誇り、川内のファンだというビル・ロジャース氏から参加を促す動画メッセージを送られたという。昨年末に試走した際には夕食も共にしたといい「偉大な選手からそう言っていただけるのは嬉しい。頑張らないといけない」と意気込んでいた。

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2018年4月12日のニュース