栄氏が謝罪文発表 五輪5連覇阻止のパワハラ行為認められず「安堵」

[ 2018年4月9日 13:14 ]

栄和人氏
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 レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)へのパワーハラスメントが認定され、日本レスリング協会の強化本部長を辞任した栄和人氏が9日、弁護士を通じて謝罪文を発表した。「不徳のいたすところと深く反省し、責任を痛感している」などと心境を記している。

 伊調と同選手を指導した田南部力氏ら関係者に謝罪する一方、練習場に出入りできないように圧力をかけたと指摘されたことなどはパワハラと認定されなかったため「五輪5連覇を阻止するようなパワハラ行為は認められなかったことは安堵している」とした。

 パワハラに関する告発状が内閣府に出され、協会が設置した第三者機関は聞き取り調査を実施し、4件をパワハラと認定していた。弁護士によると今後記者会見などを開く予定はないという。

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2018年4月9日のニュース