渡部　ウルウル２年ぶり代表復帰「諦めないで頑張ろうと…久しぶりにやったあ、という感じ」

日本選手権最終日 （ 2018年4月8日    東京辰巳国際水泳場 ）

女子２００メートル平泳ぎ決勝　２位の渡部香生子
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　１５年世界女王の渡部が２位に食い込み、２年ぶりの代表復帰を決めた。金メダルを狙った１６年リオ五輪は２００メートル準決勝敗退、右足首を負傷して調整不足だった昨年は代表落選。そして今大会は１００メートルで２位の鈴木聡美に０秒０８遅れる３位で代表入りを逃していたが、「棄権したいくらい気持ちが折れたけれど、諦めないで頑張ろうと思った。久しぶりにやったあ、という感じでうれしい」と目を真っ赤にして喜んだ。

　昨年、早大に練習拠点を移した。担当コーチによるマンツーマン指導から、チーム練習に変わり「１人の行動がチームに影響を与える。自分の調子が良くない時も、それを表に出さないようにしようと思う」と地道に練習に励むようになった。まだ自己ベストからは２秒以上遅い。「ここで満足してはいけない」と再び世界を視界に入れた。