鈴木愛 「50点かな」も自身初の出場試合2戦連続優勝

[ 2018年4月9日 05:30 ]

女子ゴルフツアー スタジオアリス女子オープン最終日 ( 2018年4月8日    兵庫県三木市 花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース 6332ヤード、パー72 )

優勝カップを手に笑顔を見せる鈴木愛
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 2位に3打差の首位でスタートした賞金女王・鈴木愛(23=セールスフォース)が寒さと強風の中、70とスコアを伸ばし、通算10アンダーで3週前のTポイント・レディースに続く今季早くも2勝目、ツアー通算7勝目を挙げた。2位スタートの葭葉ルミ(25=富士住建)が71で回り、単独2位を死守。アマチュアの安田祐香(17=兵庫・滝川二高3年)が通算イーブンパーの7位タイに食い込む健闘を見せた。

 今季2勝目を挙げながら、鈴木が試合後に口にしたのは反省の弁ばかりだった。

 「優勝はうれしいんですけど、本当に課題の残るラウンドばかり。50点かな、ハイ」

 競技中断を余儀なくされた強風、雨、霜が降りるほどの寒さ。そんな難条件の下、3日間で叩いたボギーはわずか2個。コース攻略には成功したはずだ。

 だが、ずっと脳裏から離れないのは1・5メートルのバーディーチャンスを逃した16番のパットなど課題の数々。前週の海外メジャー、ANAインスピレーション決勝で最下位に沈み「今(米ツアーに)行ったところで何ひとつうまくいかない。無謀な挑戦をするよりスキルをアップしたい」。国内を主戦場に6年連続で賞金女王に輝いた不動裕理と国内未戴冠ながら米ツアー9勝を挙げた宮里藍。この2人の強さを併せ持った“絶対女王”を目指す。

 国内ツアー2試合を欠場したため、自身の出場試合では初の2試合連続優勝。国内ツアー開幕から4試合すべてでベスト3入りは、88年のツアー制度施行以来初めて。今季の鈴木は昨季を上回る強さだ。

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2018年4月9日のニュース