世界1位の壁…佳純 準決勝で敗退

[ 2018年4月8日 05:30 ]

女子準決勝で中国の陳夢に敗れた石川佳純
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 卓球アジア・カップ第2日は7日、横浜文化体育館で行われ、女子シングルス準決勝で世界ランク3位の石川佳純(25=全農)は、同1位の陳夢(チンム、24=中国)に1―4で敗れた。初優勝には届かなかったが、きょう8日の3位決定戦で表彰台を狙う。男子の張本智和(14=エリートアカデミー)は準々決勝で敗退し、5位決定戦で丹羽孝希(23=スヴェンソン)と対戦する。平野美宇(17=日本生命)も5位決定戦に回った。

絶好調の石川が世界1位に屈した。優勝した3月のドイツ・オープンと今大会で9連勝中だったが、1―4で完敗。「他の中国選手よりもバックハンドが速いと感じた」と振り返る一方、敗戦の中で確かな手応えも得た。

 2ゲーム連取された後の第3ゲームを奪い、第5ゲームも終盤まで優位に試合を進めた。「前よりもいいラリーが増えている。何回もそういう試合をしていく中で、勝てる日が来ると思っている」

 日本女子初の優勝には届かなかったが、まだ3位決定戦が残っている。3位になれば9月のワールドカップ(中国)への出場が確実になる。「勝って笑顔で終われるようにしたい」と前を向いた。

 <美宇は世界2位に涙>女子の平野はプレーオフを勝って準々決勝に進んだが、世界2位の朱雨玲(シュウレイ、中国)に2―4で敗戦。「悔しい。長いラリーで負けて引きずってしまった」。続く5〜8位決定戦では3月のドイツ・オープンで敗れた韓国選手に4―2で雪辱し、5位決定戦に進んだ。「勝って5位になれるようにしたい」と勝利を誓った。

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2018年4月8日のニュース