ハネタク ドリンク保管所の設置歓迎 ライバル選手飲み物に禁止薬物混入騒動受け連盟が対策

[ 2018年4月7日 17:21 ]

カヌーの羽根田卓也は今季初戦となったスラローム・ジャパンカップで優勝した
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 ハネタクも歓迎だ。カヌーのスラローム・ジャパンカップ第1戦が7日、富山市井田川カヌー競技場であり、スラロームの大会で初めてドリンク保管所が設置された。スプリントの国内トップ選手がライバル選手の飲み物に禁止薬物を混入させるなどの妨害行為を行った騒動を受け、日本連盟が取り組む再発防止策。今季初戦となったこの大会のカナディアンシングルを制したリオデジャネイロ五輪の同種目銅メダルの羽根田卓也(30=ミキハウス)は、こうした取り組みを前向きに受け止めた。

 「あの事件で、選手は自己管理というものを改めて考えさせられた。人任せにしているところがどこかであったと思う。選手に意識を高く持つように、運営側が我々に意識付けをしてくれるのはうれしいこと。スラロームとスプリントは別の種目だけど、カヌーのイメージを挽回できるのは選手が頑張るしかない」

 保管所は、スタート地点付近に建てられた仮設プレハブ。選手は中にいる係員にドリンクを預ける。監視カメラも付けられ、厳重に飲み物の受け渡しが行われる。日本連盟によると、建物、カメラなどのレンタル料は十数万円になるという。また、「スポーツファーマシスト相談所」も設け、どのような薬が違反になるかなど、選手が大会中にいつでも専門家に話を聞ける態勢も敷いた。

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2018年4月7日のニュース