萩野 7連覇で代表、瀬戸抑えた「す〜んごいホッとしてます」

[ 2018年4月7日 05:30 ]

競泳日本選手権第4日・男子200メートル個人メドレー ( 2018年4月6日    東京辰巳国際水泳場 )

競泳日本選手権第4日 男子200メートル個人メドレー決勝、優勝し笑顔の萩野(右)と瀬戸
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 今夏のパンパシフィック選手権(辰巳)とアジア大会(ジャカルタ)の代表選考会を兼ねて行われ、男子200メートル個人メドレーで、萩野公介(23=ブリヂストン)が1分56秒37で7連覇し、代表入り。男子200メートルバタフライでは新鋭の幌村尚(19=早大)が1分53秒79で初優勝し、主要国際大会で初の代表を決めた。

 悩めるエースは代表入りを決めて心の奥底から言葉を吐いた。「正直、す〜んごい、ホッとしてます」。初日の400メートル自由形で自己ベストから4秒以上遅れて2位で代表を逃し、翌日の200メートル自由形を棄権。平井伯昌コーチからは「(200メートル個人メドレーに)選手生命を懸けろ」と厳しい言葉を投げかけられた。

 心身ともに追い詰められていたが、積極的な泳ぎで、最初のバタフライで先頭に立った。終盤ライバル瀬戸の猛追に遭いながらも、一度も先頭を譲らなかった。「死ぬ気で泳げた」。自己ベストから1秒30遅かったが、今の力を出し切った。

 昨季は右肘手術、今季は腰痛や体調不良で冬場に十分な練習を積めていない。まだまだ本来のパフォーマンスには戻っていないが、自信を取り戻すきっかけにはなる。「いい泳ぎをして勝つことができたので、調子に乗れると思う」。保留していた最終日の400メートル個人メドレーも出場を決断した。

 ▽代表選考方法 個人種目(五輪実施)は日本水泳連盟の定める派遣標準記録(過去4年間の1国2人の世界ランキング20位)を突破した上位2人をパンパシフィック選手権(8月、辰巳)、アジア大会(8月、ジャカルタ)の代表に選出する。5月のジャパン・オープン(辰巳)も追加選考大会となる。

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2018年4月7日のニュース