マスターズオーガスタが女子選手に門戸開放 アマチュア大会を新設

[ 2018年4月5日 07:51 ]

<マスターズ>練習ラウンドを行ったウッズ(AP)
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 マスターズを開催するオーガスタ・ナショナルGCのフレッド・リドリー会長は4日、2019年から「オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権」を開催すると発表した。記者会見では「この大会は女子ゴルフの未来に大きなインパクトと意味を持つものになるだろう」と期待を込めて語った。

 松山英樹が優勝したアジアアマ選手権の開催など、近年はゴルフの普及、若年層の育成に力を入れてきた同GCが、今度は女子ゴルフの発展にも取り組む。開催時期はマスターズの1週前で、試合方式は54ホールのストロークプレー。72人の出場選手はアマチュア世界ランクなどによって決まる。初日と2日目は別会場で行われ、30位までがオーガスタ・ナショナルGCでの最終日(来年は4月6日)に進むことができる。優勝者には全米女子オープンや全英女子オープン出場の豪華特典もついてくる。最終日は観戦も可能で、チケットの入手方法などの詳細は後日改めて発表される。

 1932年にオープンしたオーガスタ・ナショナルGCでは、メンバーのゲストとして女性がプレーすることは可能だったが、長く女性会員がおらず議論の的になってきた。12年8月に元米国務長官のライス氏ら2人の女性が初めて会員として迎え入れられた。伝統と格式を重んじるオーガスタの女子アマチュアへの門戸開放は、さらなる変革の一歩とも言えそうだ。

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2018年4月5日のニュース