初出場の優作、藍さんキャディーに起用プラン「貸しがある…絵になるでしょ」

[ 2018年4月3日 05:30 ]

1番でティーショットを放つ宮里優作
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 ゴルフの祭典マスターズは5日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGCで開幕する。初出場となる宮里優作(37=フリー)は1日、松山英樹(26=LEXUS)とともに練習ラウンドで前半の9ホールを回った。開幕前日のパー3コンテストでは妹の藍さん(32)をキャディーに起用するビッグプランも明かした。

 まだクラブハウス周辺以外はパトロンのいないオーガスタ。5日連続でコースを回って合計4・5ラウンドを消化した宮里優は、初出場の感慨よりも「難しい」という言葉を何度も口にした。

 合計7435ヤードの総距離、起伏に富んだグリーン、日替わりの風も含めて「コースのことで頭がいっぱい」と戸惑いは多い。2日からは本格的なマスターズウイークに突入し、コースはさらに熱気を帯びる。「(ギャラリーが入ると)逆にターゲットが絞れていいのかな。今はフェアウエーが広すぎて」と期待した。

 圧倒されるばかりでなく、祭典を楽しむために開幕前日のパー3コンテストにエントリー。同イベントでのキャディーは大会を観戦する藍さんに要請している。その藍さんは先月末に「そっと見ていたい」と辞退の意向を示したが、「直前まで交渉します!だって絵になるでしょ」とこだわりを見せた。米国ゴルフファンにも知名度のある元女子世界ランク1位の藍さんを起用できれば、パトロンも味方につけやすいかもしれない。

 「1回貸しがあるんで」と藍さんが優勝した04年ダイキン・オーキッド・レディースで自らがキャディーを務めたことも引き合いに出し、「最悪(兄の)聖志でいきます」と笑わせた。「小さな頃からの夢」というマスターズ。ともにゴルフ人生を歩んできたきょうだいの力も借りて挑む。

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2018年4月3日のニュース