上原彩子 3差8位「自分が自分に一番、期待している 優勝は遠いものじゃない」

[ 2018年4月3日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー ANAインスピレーション第4日 ( 2018年4月1日    米カリフォルニア州ランチョミラージュ ミッションヒルズCC=6769ヤード、パー72 )

通算12アンダーで8位の上原彩子
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 最終ラウンドが行われ、5打差の9位から出た上原彩子(34=モスバーガー)は4バーディー、1ボギーの69で回り通算12アンダー、276で8位だった。畑岡奈紗(19=森ビル)は73で回り通算2アンダーの48位。鈴木愛(23=セールスフォース)は通算13オーバーの76位に終わった。通算15アンダーで3人が並んでプレーオフとなり、ジェニファー・ソング(28=米国)が3ホール目で脱落。4ホールを終えた時点で日没のため、朴仁妃(パクインビ、29=韓国)とペルニラ・リンドベリ(31=スウェーデン)が決着を翌日に持ち越した。

 前半に一時は首位に並ぶ場面もあったが、終盤に惜しいパットが入らず、上原はビッグタイトルを逃した。「やっぱりメジャーで勝つには運が必要」。力を尽くした結果の8位だった。

 5打差を追った。集中しながらも硬くはならず、いきなり3連続バーディーの滑り出し。しかしパー5の9番をボギーにしたのが響き、勢いが止まる。15番で2メートルのチャンスを逃し、16番はカラーからの寄せがカップのわずか手前で止まった。17番はロングパットがカップをかすめた。昨秋から、メジャーで2大会続けて優勝争いに加わった。ベテランの域に差し掛かっても衰えない執念と情熱で成長。「たぶんみんな期待していないけど、自分が自分に一番、期待している。優勝は遠いものじゃない」。意地を示し、自信を深める健闘だった。

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2018年4月3日のニュース