春日野巡業部長、“報告制度”を導入「地に落ちた人気回復するために自覚を持って」

[ 2018年4月3日 05:30 ]

大相撲春巡業 ( 2018年4月2日    三重・伊勢神宮 )

行司や床山らに訓示する春日野巡業部長(奥中央)
Photo By 共同

 大相撲の春巡業が2日、岐阜県中津川市で行われ、春日野巡業部長(元関脇・栃乃和歌)が関取衆と、力士以外に分けて2部制の訓示をした。行司ら力士以外に対しては、同部長の発案で“報告制度”を導入。「行司、呼び出し、床山、世話人の代表者が毎朝、私のところに来て、昨夜や移動中に何があったか報告を」と伝えた。

 昨秋の元横綱・日馬富士による傷害事件以降、不祥事ドミノは巡業にも波及。昨冬巡業中には立行司の式守伊之助が若手行司へのセクハラで謹慎処分を受けた。同部長は「地に落ちた人気を回復するためには、自覚を持って与えられた職責を全うしなければいけない」と強調。関取衆には「行動や言動を慎むように。大相撲の底力をファンに見せましょう」と訴えた。

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2018年4月3日のニュース