ロケッツ11連勝 グリーンが劇的なブザービーター ジェームズはジョーダンの記録を更新

[ 2018年3月31日 14:19 ]

3点シュートによるブザービーターを決めたロケッツのグリーン(AP)
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 NBAは30日に各地で9試合を行い、チーム史上初のプレーオフでの西地区第1シードを確定させたロケッツは地元ヒューストンでサンズに104―103(前半40―57)で競り勝って62勝14敗。第2Q途中で最大21点差をつけられる苦しい展開だったが、この日15得点のジェラルド・グリーン(32)が残り1・4秒からのプレーで、右のコーナーから劇的な3点シュートによるブザービーターを決めてチームの11連勝に貢献した。

 クリス・ポール(32)とエリック・ゴードン(29)の主力ガード陣は休養で欠場。シーズンMVPの最有力候補、ジェームズ・ハーデン(28)は28得点、8リバウンド、10アシストをマークし、第4Q残り12秒には同点の3点シュートを決めてグリーンのブザービーターにつなげた。

 リーグ全体で最下位に沈んでいるサンズは14連敗で19勝58敗。ドラフト全体4番目に指名されたフォワードのジョシュ・ジャクソン(21)が27得点をたたき出し、ハーデンに3点シュートを決められて101―101となった直後には勝ち越しのジャンプシュートを決めたが、アリーザのスローインが「アシスト」となってしまう最後のプレーで守り切れなかった。

 キャバリアーズのレブロン・ジェームズ(33)はクリーブランドで行われたペリカンズ戦で27得点、9リバウンド、11アシストをマーク。2ケタ得点の連続記録は867試合となり、マイケル・ジョーダンがブルズとウィザーズ時代に樹立したNBA記録(866試合連続)をついに更新した。

 試合はキャバリアーズが107―102(前半47―57)で競り勝って46勝30敗。負ければ東地区全体3位から5位に陥落するところだったが、ここ8戦で7勝目を挙げて踏みとどまった。

 ペリカンズは43勝33敗。ジュルー・ホリデー(27)が25得点、アンソニー・デービス(25)が16得点を稼いだが3連敗。43勝33敗となって西地区全体の8位に陥落した。

 東地区全体4位の76ersは敵地アトランタでホークスに101―91(前半47―41)で勝って9連勝で45勝30敗。球宴出場のセンター、ジョエル・エンビード(24)が左眼窩底の骨折で戦列を離れたが、新人王が確実視されている2メートル8のポイントガード、ベン・シモンズ(21)が第3Qまでの出場で13得点、12リバウンド、11アシストを記録して11回目のトリプルダブルを達成した。

 ホークスは21勝55敗。第3Qで18―39とリズムを崩し5連敗を喫した。

 <その他の結果>

ブルズ(25勝51敗)90―82*マジック(22勝53敗)

ナゲッツ(41勝35敗)126―125(延長)*サンダー(44勝33敗)

ティンバーウルブス(44勝33敗)93―92*マーベリクス(23勝53敗)

*ジャズ(43勝33敗)107―97グリズリーズ(21勝55敗)

*トレイルブレイザーズ(47勝29敗)105―96クリッパーズ(41勝35敗)

バックス(41勝35敗)124―122(延長)*レイカーズ(33勝42敗)

 <プレーオフ圏内にいるチームの地区全体順位>

 ▼東地区=(1)*ラプターズ(55勝20敗)(2)*セルティクス(52勝23敗)(3)*キャバリアーズ(46勝30敗)(4)*76ers(45勝30敗)(5)*ペイサーズ(45勝31敗)(6)ウィザーズ(41勝34敗)(7)ヒート(41勝35敗)(8)バックス(41勝35敗)(9)ピストンズ(35勝40敗)

 ▼西地区=(1)*ロケッツ(62勝14敗)(2)*ウォリアーズ(54勝21敗)(3)トレイルブレイザーズ(47勝29敗)(4)スパーズ(44勝32敗)(5)ティンバーウルブス(44勝33敗)(6)サンダー(44勝33敗)(7)ジャズ(43勝33敗)(8)ペリカンズ(43勝33敗)(9)クリッパーズ(41勝35敗)(10)ナゲッツ(41勝35敗)

 カッコ内の数字は30日現在の地区全体順位。プレーオフは各地区上位8チームで、*は進出決定。レギュラーシーズンは各チーム82試合

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