暁斗、最終戦もV!W杯8勝「チャンピオンの風格出していく」

[ 2018年3月26日 05:30 ]

個人総合優勝のトロフィーを手にする渡部暁
Photo By 共同

 ノルディックスキー複合のW杯は25日、ドイツのショーナッハで個人最終第22戦が行われ、平昌冬季五輪個人ノーマルヒル銀メダルで、すでに個人総合優勝を決めていた渡部暁斗(29=北野建設)が前日の第21戦に続いて逆転勝ちし、今季8勝目、通算17勝目を挙げた。

 通常は飛躍1回、距離10キロで争うが、個人総合上位30人による最終戦は飛躍2回、距離15キロで実施された。渡部暁は首位と9秒差の2位から出た後半距離で逆転し、歴代10位となる通算17勝目。最終戦とあって表彰式では総合優勝のクリスタルトロフィーも贈られて「最高。僕はこれを世界一だと思ってやってきた」と喜びをかみしめた。

 複合の日本勢では最多となるシーズン8勝をマーク。30歳で迎える来季は「キング・オブ・スキー」と呼ばれた通算19勝の荻原健司を抜く可能性もある。「チャンピオンの風格を出していけるようにしたい」と日本のエースはさらなる進化を誓った。

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2018年3月26日のニュース