比嘉プレーオフ惜敗2位 3日間でボギー1つ「弾みと捉えたい」

[ 2018年3月26日 05:30 ]

女子ゴルフツアー アクサ・レディース最終日 ( 2018年3月25日    宮崎県宮崎市 UMKカントリークラブ=6505ヤード、パー72 )

プレーオフで敗れた比嘉はフェービー・ヤオ(左)と健闘を称え合う
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 2打差3位から出た比嘉真美子(24=フリー)が4バーディー、ボギーなしの68とスコアを伸ばしたが、通算12アンダーで並んだフェービー・ヤオ(25=台湾)との3ホールに及ぶプレーオフの末に敗れ、2位に終わった。初日から首位を守った地元・宮崎出身の19歳、三浦桃香(フリー)は最終日に75と崩れ、初優勝は次戦以降にお預けとなった。

 プレーオフ1ホール目の18番ロング、バーディーパットは5メートル。ラインを捉えたかと思われたボールは、無情にもカップ縁をなめて、吐き出された。「今週の象徴的なパットでしたね。惜しいパットがたくさんあった」。3ホール目で敗退すると、悔しそうな表情で振り返った。

 ルーキーの活躍が話題となる中、24歳の冷静沈着なプレーが光った。3日間でボギーは1つだけ。「緊張感のある場面では落ち着いて、しのぐところはしのいで、決めるところは決めて。心が安定して回れた」と実感を込めた。

 体調不良にも打ち勝った。開幕前に胃腸炎を発症。吐き気と熱に苦しんだ。第1ラウンドを終えた金曜夜にようやく復調すると「釜揚げうどんを食べました」と、宮崎グルメで力を付けて3日間を戦い抜いた。

 来週は13年にツアー初Vを飾ったヤマハ・レディース葛城(29日開幕、静岡・葛城GC)が控える。「悔しい気持ちはあるけど(来週へ)良い弾みと捉えたい。本当に楽しみ」。今週得た手応えとともに、思い出の大会で今季初勝利を目指す。

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2018年3月26日のニュース