貴部屋に負の連鎖 貴景勝休場、謹慎の貴公俊に続き関取2人目

[ 2018年3月22日 05:30 ]

大相撲春場所11日目 ( 2018年3月21日    エディオンアリーナ大阪 )

休場となった貴景勝
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 貴乃花部屋が負の連鎖に襲われた。幕内・貴景勝(21)が右足部挫傷のため、全治6週間と書かれた診断書を相撲協会に提出し、11日目から休場した。貴景勝の休場は、14年秋場所の初土俵以来初めて。10日目まで3勝7敗で、これで負け越しが決まった。

 貴乃花親方(元横綱)は「本人は出ると言ったが、右の土踏まずが腫れていて、踏ん張りが利かない。元々あった症状が悪化した。以前も同じ症状をだましながらやっていたので、完治に向けてやらないと」と説明。4月1日から始まる春巡業も「休ませていただきます」と話した。付け人への暴行行為で謹慎した十両の貴公俊に続く関取2人目の休場となってしまった。

 貴乃花親方はこの日、京都府宇治市の宿舎で行われた朝稽古後、暴行問題について改めて「私の監督、指導者としての責任は重い。不徳の致すところです」と改めて謝罪。貴公俊の処分に質問が及ぶと「相撲を取るために力士になって、十両に上がった矢先のところですから。相撲を取れる状態には持っていきたいと思っています」と話した。

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