「引退を考えた」豪風 勝ち越し 来場所の再入幕も有力に

[ 2018年3月20日 19:48 ]

大相撲春場所10日目 ( 2018年3月20日 )

碧山(左)を突き落としで破り、勝ち越しを決めた豪風 
Photo By スポニチ

 西十両筆頭の豪風(38=尾車部屋)が幕内最初の取組で登場し、好調の碧山を破って勝ち越した。

 先場所、負け越して12年以上連続で在位した幕内から、春場所で十両に転落。「引退を考えた」と悩んだ末に現役続行を決断。勝ち越しで来場所の再入幕も有力にした。

 2月の花相撲に参加したときに、横綱・白鵬から「すっきりしましたか」と声をかけられたことも、「大きかったですね」と、現役続行を後押しした。

 「プライドとか意地を捨てて、恐れず立ち向かった経験は、自分自身の今後に役立つと思いますね」

 安美錦に次ぐ、現役2位の年長関取。完全燃焼は、まだ先だ。

続きを表示

2018年3月20日のニュース