【玉ノ井親方】栃ノ心、立ち合い踏み込めばさらに安定する

[ 2018年3月20日 08:50 ]

大相撲春場所9日目 ( 2018年3月19日    エディオンアリーナ大阪 )

立ち合い、左で松鳳山をかち上げる栃ノ心
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 栃ノ心は組んで自分の形になるのが早いよね。それに優勝した先場所同様に力強さがある。この日は強烈な左かち上げで松鳳山の体を浮かせてから組みにいって、好調な松鳳山に何もさせなかった。踏み込みも良かった。休まずに動いているし、常に攻めているからいいと思う。

 ただ、立ち合いで押し込まれると場所前にケガした足の影響なのか、下半身の動きが硬いような気がする。押し込まれてもやっぱり、自分から攻める意識を持っていかないとダメだね。

 これから上位と当たっていくので、立ち合いで踏み込んで自分の形になることが大事。右四つという一つの形があるのだから、早めに攻めることが肝要だ。きょう10日目の大関・豪栄道には、休まず前に攻める相撲を取ること。先場所は勝っているし、まずは勝ち越しを目指して、自分の相撲を取りきってほしいよね。 (元大関・栃東)

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