松山 6週間ぶり復帰 ウッズと同組に「いいプレーできた」

[ 2018年3月17日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー アーノルド・パーマー招待第1日 ( 2018年3月16日    米フロリダ州オーランド ベイヒル・クラブ=7419ヤード、パー72 )

 第1ラウンド、2アンダーの松山英樹。9番でティーショットを放つ=ベイヒル・クラブ(共同)
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 6週間ぶりの復帰戦に挑んだ松山英樹(26=LEXUS)は1イーグル、3バーディー、3ボギーの70で回り、首位と6打差の22位発進となった。左手親指付け根付近の痛みで途中棄権した2月初旬の大会以来のプレーだったが、同組で7位につけたタイガー・ウッズ(42=米国)の存在に刺激を受けて上々のスタート。ヘンリク・ステンソン(41=スウェーデン)が64で単独トップに立った。

 日本のエースが明るい表情とともにコースへ戻ってきた。松山はウッズ、ジェーソン・デー(オーストラリア)の元世界ランキング1位と同組で、大ギャラリーを引き連れてのラウンド。「本音を言えばもっと静かなところで回りたいですよね。緊張感というよりは、ちゃんとしなきゃ!みたいな(感じ)」と苦笑いを浮かべたが、「でもこういうメンバーで回れたからこそ、いいプレーができた」と充実感を漂わせた。2アンダーは上々。ビッグネームの存在を自らの力に変えた。

 10番から出て、パー5の12番で最初のバーディー。12、13番を連続バーディーとしたウッズに引っ張られるように、16番(パー5)では松山が観客を沸かせた。残り200ヤードからの第2打を7Iで2オンに成功。5メートルのフックラインを沈めてイーグルを奪取し「あの3打は完璧だった」と大きくうなずいた。

 ウッズとのラウンドは1月下旬以来。「ショートゲームもアイアンもかなり仕上がっている」とスターの復調を目の当たりにして、「まだティーショットが少し不安定だけど、真っすぐいけば勝てないと思う。強敵というより、ただ凄いなあと思った」と驚きを隠さなかった。

 この日は心配された左手の痛みは出なかった。「いつ(痛みが)出るか分からないという不安はある」と本音ものぞかせたが、手応えもある。「練習が少ない分チャンスに付けられなかったけど、スイングのどこを調整すればいいかというところまで来ているので、いいかなと思う」。目標のマスターズ(4月5日開幕、米ジョージア州オーガスタ)に向けても力強い一歩を踏み出した。

 ▼69位池田勇太(悔しいのは)17番のダブルボギーだけ。ショットは悪くないので2日目はミスをなくしてアンダーパーにしたい。(7年ぶりの出場)

 ▼96位小平智 池を避けすぎて逆にボギーにしてしまったところもある。2日目はしっかり攻めていきたい。(今大会初出場)

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2018年3月17日のニュース