貴親方に役員室出勤再要請へ 相撲協会「八角理事長名で指示」

[ 2018年3月15日 05:30 ]

 日本相撲協会が、貴乃花親方(元横綱)に春場所会場の役員室への出勤を改めて要請する。打ち出し後、春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)は「組織全体として運営している以上、出勤するように(八角)理事長名で指示する。今日するか明日するか」と語った。

 貴乃花親方は2日目に協会に対し、貴ノ岩の後遺症への対応などを理由に、会場での常時滞在は難しいとファクスで連絡。この日も役員が在席している間に役員室に姿を見せることはなかったもよう。同部長は「(それが)出勤しない理由にはならないので、出勤するよう理事長名で(2日目に)答えている」と語った。また、この日、貴乃花親方からは再びファクスで書面が届いたという。「(前回と)同様の内容で“体育館(会場)で(役員室にこだわらず)柔軟に対応させていただく予定です”というものだった」と説明した。

 出勤を巡り協会側と貴乃花親方の主張は平行線のまま。同親方は京都府宇治市内の宿舎で朝稽古後に「(会場への出勤について)どうとも、何とも言えない。(この日出勤するか)それも差し控えます。(明言できず)申し訳ない」と話していた。

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2018年3月15日のニュース