成田緑夢が銅メダル!準決勝で転倒も…3位決定戦制す スノーボードクロス

[ 2018年3月12日 16:31 ]

平昌冬季パラリンピック   男子スノーボードクロスLL2(下肢障害) ( 2018年3月12日 )

スノーボードクロス男子下肢障害で銅メダルを獲得し、ボードを掲げて大喜びの成田緑夢
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 平昌冬季パラリンピック第4日の12日、男子スノーボードクロスLL2(下肢障害)が行われ、初出場で世界ランキング1位タイの成田緑夢(ぐりむ・24=近畿医療専門学校)が3位決定戦を制し、銅メダルを獲得した。日本選手がスノーボードでメダルを取るのは初めて。今大会の日本勢のメダルは4つ目となった。

 成田は予選1回目で58秒21の好タイムをマーク。2回目は棄権したが、他の選手がこのタイムを上回ることができなかったため予選1位通過となった。

 2選手による対戦形式となる決勝トーナメントでは1回戦でキム・ユンホ(韓国)を下し、続く準々決勝もジョン・レスリー(カナダ)を圧倒。ところが、準決勝では序盤から大きく先行するも転倒し、キース・ゲーベル(米国)に敗れた。

 3位決定戦では、エバン・ストロング(米国)が中盤の競り合いの中でコースアウト。成田はきっちりとフィニッシュラインまで滑りきって銅メダルを獲得した。

 なお、成田はバンクドスラロームでも金メダル候補の一角として注目を集めている。

 ◆成田緑夢(なりた・ぐりむ)1994年(平6)2月1日生まれ、大阪市出身の24歳。2014年、フリースタイルスキーの練習中の事故で左足に障がいを負う。15年にパラ陸上を始め、パラスノーボードは16年に国際大会初出場。8歳上の兄・童夢(どうむ)、6歳上の姉・夢露(めろ)はともに06年トリノ五輪に出場。

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