原沢復活!オール一本で3年ぶり栄冠「組み手、緻密にできた」

[ 2018年3月12日 05:30 ]

内股で熊代を破り3年ぶり3度目の優勝を飾った原沢
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 柔道の全日本選手権(4月29日、日本武道館)予選を兼ねた男子の東京都選手権は11日、東京都足立区の東京武道館で行われ、16年リオ五輪100キロ超級銀メダリストの原沢久喜(日本中央競馬会)が7試合オール一本勝ちで3年ぶり3度目の優勝を果たし、復活を印象づけた。全日本女子選手権(4月22日、横浜文化体育館)予選を兼ねた女子は稲森奈見(三井住友海上)が2連覇した。

 原沢が名実ともに復活を遂げた。8強入りで全日本の出場権を確保すると、準々決勝では連敗中の影浦心(東海大)を終始攻め立て、指導3による相手反則負けで勝ち上がり。決勝では100キロ級の熊代佑輔(ALSOK)から得意の内股で一本を奪い「試合内容は良かった。組み手が今までは感覚的だったが、パターンをつくって緻密にできた」と充実感を漂わせた。昨年はオーバートレーニング症候群に苦しみ、柔道から完全に離れて静養した時期もある。20年東京五輪へも「あと2年ではなく、もう2年」と気持ちを高ぶらせた。

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2018年3月12日のニュース