貴ノ岩は連勝 温かい声援に感謝「必死ということだだけを頭に入れてやっている」

[ 2018年3月12日 16:08 ]

貴ノ岩
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 大相撲春場所2日目は12日、エディオンアリーナ大阪で行われ、西十両12枚目の貴ノ岩(28=貴乃花部屋)が連勝発進した。西十両11枚目の志摩ノ海(28=木瀬部屋)との初対戦は立ち合いで頭から当たらず、突っ張って出た。いったんいなしてから、右がのぞくと一気に前進。最後は右で相手の上体を起こし、右肩を押しつけるようにして押し出し。序ノ口デビューとなった2009年春場所から9年、通算600回出場の節目を白星で飾った。

 風呂から上がると報道陣に背中を向けて、まげを直した。引き揚げる際にはファンの写真撮影に応じた。車に乗り込むまでの道のりで連勝発進について聞かれると「必死ということだだけを頭に入れてやっている」と答えた。連日の館内の温かい声援については「はい。一生懸命頑張ります」と話した。親方の中には優勝するのではという声も出ているが「そこはまだ」と意識していない様子だった。

 貴ノ岩は幕内だった昨年10月の秋巡業中の酒席で暴行を受け、頭部などを負傷。昨年11月の九州場所から今年1月の初場所まで2場所連続で全休した。約半年ぶりの出場となった初日は駐車場の方から場所入りしたが、日本相撲協会から注意を受け、この日は他の力士と同様に正面玄関から入場。ファンから声援が送られた。3日目は東十両12枚目の照強(23=伊勢ケ浜部屋)と対戦する。

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2018年3月12日のニュース