栃ノ心 連続優勝へ強烈おっつけで白星、右足負傷の影響なし

[ 2018年3月12日 05:30 ]

大相撲春場所初日 ( 2018年3月11日    エディオンアリーナ大阪 )

宝富士(左)を寄り切り、連続優勝へ白星発進の栃ノ心
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 先場所Vのパワーは違う。栃ノ心が強烈なおっつけで、腰の重い宝富士を浮き上がらせた。まわしをつかむと、両足をばたつかせて粘る相手をつった。土俵際で下ろすと、あとは寄るだけだった。

 「よかった。今日の白星が力になる。ドキドキしながら、落ち着いていた」

 6日の稽古で右足付け根を痛め、急きょ帰京。検査すると筋肉が炎症を起こしていた。ショックは大きかった。患部をアイシングしてから風呂で温めるなど最善を尽くしたが、この日の朝稽古でも「調子がよかったのに…」と何度も愚痴をこぼした。

 ところが、白星は良薬だ。支度部屋では一転して明るい表情。不安感があったか、と聞かれても笑いながら「いや(なかった)」と、朝とは180度違う答え。「痛いとか、考えないようにしたい」とプラス思考に進路変更。八角理事長(元横綱・北勝海)も、ケガの影響について「ない」と断言した。連続優勝へ、視界は良好だ。

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2018年3月12日のニュース