桃佳 始まりの銀!日本勢初、21歳最年少メダルも「通過点」

[ 2018年3月11日 05:30 ]

平昌パラリンピック アルペンスキー女子滑降座位 ( 2018年3月10日 )

平昌パラリンピック アルペンスキー女子滑降座位のメダル授与式で、銀メダルを手に笑顔の村岡
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 アルペンスキー女子滑降で座位の村岡桃佳(21=早大)が日本勢大会第1号となる銀メダルを獲得、同競技では男女を通じて最年少メダリストとなった。男子座位の森井大輝(37=トヨタ自動車)も2位に入った。同種目2連覇を狙った狩野亮(31=マルハン)は途中棄権となった。

 開会式の旗手に続き、結果でも日本選手団を引っ張った。村岡が日本勢メダル1号となる銀メダルを獲得。それでも残り4種目に出場し、大会最終日の18日には得意種目の大回転を残すだけに満足する様子はない。「私で始まり私で終わる。これから先、こんなことはない。銀メダルは通過点。まだまだ高みを目指したい」と金メダル締めを誓った。

 村岡の前を滑った2選手が転倒するという異様な雰囲気にものまれることはなかった。「勝ちに行こう」。以前の村岡ならそうは思えなかったというが、2度目の出場の今回は「4年間たくさんの人と関わって人間性も成長した」と弱気の虫を抑え込んだ。

 寒風吹きすさぶ中、旗手として“強行入場”した前夜の開会式が好作用をもたらした。午前中のレースに備えて翌朝4時半には起床という過密スケジュールになったが「こんな大役をいただける選手になれたことがうれしかった。会場の熱気を感じた。ただ純粋に楽しむことができた」。開会式を経験したことで、最高の精神状態でスタートバーの前に立つことができた。

 世界レベルの選手が切磋琢磨(せっさたくま)する日本男子座位に比べ、日本女子の座位は村岡ただ一人。「練習の中で争って高め合える男子のような関係性がうらやましい」と競争相手不在を嘆くこともあったが、トップアスリート入試で進んだ早大で健常者の選手と練習を積みメダルにつなげた。

 試合後に行われた表彰式ではダブルピースで喜びを表現。「肩の荷が下りた。これからはレースをしっかりと楽しみたい」

 日本のメダルラッシュへの旗振り役はしっかりと果たした。

 【村岡 桃佳(むらおか・ももか)】

 ☆生まれ 1997年(平9)3月3日、埼玉県深谷市出身の21歳。

 ☆サイズ 1メートル50、37キロ。

 ☆経歴 埼玉・正智深谷高―早大スポーツ科学部3年在学。

 ☆競技歴 9歳でチェアスキーをはじめ、中学2年で本格的に競技を開始した。

 ☆戦績 初出場した14年ソチ大会では大回転で5位入賞。15年世界選手権の滑降で2位。

 ☆憧れの選手 男子座位の森井大輝。

 ☆将来の夢 2020年東京パラリンピックに参加すること。

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