貴乃花親方 内閣府への告発に言及「進行中のことが表に出た」 今後は「粛々と」

[ 2018年3月10日 09:51 ]

貴乃花親方
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 日本相撲協会を監督機関である内閣府の公益認定等委員会に告発した大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が10日、京都府宇治市の貴乃花部屋宿舎での朝稽古後に取材に応じた。

 告発の理由やタイミングについて「特段変わったことはない。現在進行形ですから。進行中のことが表に出たかなということで、ご理解いただければ」と話した。今後の対応などを問われると「粛々と淡々とやっていく」と話した。

 告発は元横綱・日馬富士(33=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ)の貴ノ岩(28=貴乃花部屋)に対する傷害事件で、相撲協会の対応に疑義があるなどの理由から、立ち入り検査などを求める内容。自身の理事解任についても疑問を投げかけた。

 ▽公益認定等委員会 内閣府に設置され、社団法人や財団法人の公益性を審議、認定する。立ち入り検査などを行って運営の実態を把握し、問題のある法人には勧告、公益認定の取り消しなどを行う。会計処理や財政基盤、理事会や総会・評議員会が適切に開催されているかなど組織のガバナンス(統治)もチェックする。スポーツ界では過去に全日本柔道連盟や全日本テコンドー協会、日本アイスホッケー連盟が勧告を受けた例がある。

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2018年3月10日のニュース