栄氏“パワハラ報道”で至学館大レスリング部に誹謗中傷 谷岡学長「法的措置を検討」

[ 2018年3月9日 19:04 ]

2014年9月、世界選手権から帰国してメダルを手にする伊調と栄・全日本女子レスリング監督(当時)
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 レスリング女子五輪4連覇の伊調馨(33=ALSOK)が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを繰り返し受けたとする告発状が出された問題で、栄氏が監督を務める至学館大の谷岡郁子学長が9日、同大の公式サイトで声明を発表。SNS等を通じて同大レスリング部の選手に誹謗中傷が寄せられていることを明かし、「このような行為に対して法的な措置を検討したいと考えています」と大学側の方針を述べた。

 谷岡学長は栄氏の“パワハラ報道”について「私たちはこの報道を現実からかけ離れたものと考えています」と見解を発表。「こうした事態に本学レスリング部員をはじめ他の学生、教職員やこれまで本学のレスリング部を支えてくださった多くの方々が困惑し、ご心配を頂いていることと思います。本当に申し訳なく、お詫び申し上げます」と関係者へ謝罪した。

 また「SNSなどを通してレスリング部の選手達にいわれのない誹謗中傷が寄せられています」と、同大レスリング部の選手を中傷する投稿が寄せられていることも発表。「本学関係者の皆様においては、悪質な嫌がらせや誹謗中傷等の被害がありましたら、大学としてもこのような行為に対して法的な措置を検討したいと考えていますので、お申し出ください。我々のできることは精一杯の対応をさせていただきます」と呼びかけた。

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2018年3月9日のニュース