貴乃花親方 理事会などの欠席続く 協会幹部から厳しい意見も

[ 2018年3月9日 21:32 ]

稽古場から報道陣の前に姿を見せた貴乃花親方
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 日本相撲協会の理事を1月に解任され、役員待遇委員に降格した貴乃花親方(元横綱)は9日、大阪市内での理事会を欠席した。協会には「所用のため」と事前連絡があったが、2月以降は全協会員対象の研修会にも姿を現さず、協会幹部から厳しい意見が出ている。

 貴乃花親方は2月2日の理事候補選挙で落選し、春場所後の新体制発足以降は理事会メンバーを外れることが確実。9日は任期中で最後の定例理事会だっただけに、八角理事長(元横綱北勝海)は「良くないことだね。何の用か分からないが」と苦言を呈し、尾車事業部長(元大関琴風)は「来ない理由が分からない」と首をかしげた。

 9日の理事会で貴乃花親方は、協会の許可を得ていないテレビ番組への出演について事情を聴かれる予定だったが、次回以降に持ち越し。春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)は「理事長からの言葉も用意していたが、本人が出てきていないのだから」と困惑していた。

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2018年3月9日のニュース